2013年12月〜2014年2月冬
きのこ会観察風景・きのこスナップ

2月16日例会風景(曇りのち晴れ、  気温5ー8℃)
  京都マラソンが行われた中41名以上の参加を得て、27種のきのこが観察できた。
 期待していた春のきのこ2種も見られた(右列)      
   エリマキツチグリ
(ヒメツチグリ科)
落葉の多い地上に多数出ている。袋の周りに襟巻きが見られる。
   ニクウスバタケ
(タマチョレイタケ科)
集合場所のウバメガシに群生。朝日を浴びて肉色に輝く。  
   
   ヒイロタケ
(タマチョレイタケ科)
楓に出ていた。’きのこ染め’によく利用され無媒染ではレモンイエロー色に染まるという。
トガリアミガサタケ
(アミガサタケ科)
2cm余のかわいいのが数個出ており、春の到来を告げている。
   
ツバキキンカクチャワンタケ(キンカクキン科)
 落下老朽化した花びらを分解成長して菌核となり、花の咲くころにきのこを生じる。
1月19日例会風景(晴、気温2℃。  積雪2cm、風が冷たい。)
  寒風の中46名以上の参加者があり、25種のきのこを観察した。"白葉"した楓の下で記念撮影。
     
   カワラタケ
(タマチョレイタケ科)
よく見られる木材腐朽菌。黒色が多いがこのような色のものもある。
   コフキサルノコシカケ
(タマチョレイタケ科)
防護ネットの網目を通り抜けて成長している。  
   
   アラゲキクラゲ
(キクラゲ科) 背面は毛でおおわれている。栽培もされている。

雪をかぶったヒラタケ
(ヒラタケ科)冬の代表きのこ、カンタケともいう。時折ひだに線虫こぶ(ヒラタケ白こぶ病)ができているので注意が必要。
   
 エノキの大木の根元に発生していた。順番に撮影をする。
12月22日例会風景(冬至、快晴気温5〜6℃、高校駅伝も開催。)
  北山が雪景色の中60名以上の参加者があり、変形菌1種を含めて38種のきのこを観察した。
     
   マツカサキノコモドキ
(タマバリタケ科)
松ぼっくりに発生。京都御苑にはたくさん見られる。
   ツチグリ
(ディプロシスチジア科)以前は’腹菌類’とされていたが新体系ではイグチ目に分類された。  
   
   エノキタケ
(タマバリタケ科) 冬のきのこの代表格。Winter Mushroomsとも言う。
第24回顕微鏡観察会
ちびっ子達も熱心に、20名程が集まりミクロの世界を楽しんだ。
   
  マツカサキノコモドキのシスチジア(X400)
ひだ部分に見られるのう状体と呼ばれる細胞で種の同定に役立つ。


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