2012年6月〜2012年8月夏
きのこ会観察風景・きのこスナップ

8月 5日例会風景(正午の気温32.6℃、曇ロンドン五輪真っ最中)
高温注意情報が出る中、46名以上が参加され、トンボ池も見学できて変形菌2を含む34種の菌類が観察できた。

     
     ヤナギマツタケ
   (モエギタケ科)
 7月25日以来の日照り続きで、カサのあるきのこはすべて干乾びていた。
ヒトヨタケの仲間
  (ナヨタケ科)
 従来の分類体系が変わり、ほとんどのヒトヨタケの仲間はナヨタケ科にまとめられた。

     
   ムラサキホコリ
(変形菌ムラサキホコリ科)
 このシーズンは変形菌が多く発生している。
 ツヤウチワタケモドキ(タマチョレイタケ科)
 ツヤウチワタケに似るが、傘は厚く管口がやや大きい。表面の光沢が鈍い。
よく似たウチワタケは、表面に微毛があり傘は皮質で薄いことで区別できる。
     
   キフシススホコリ
  (変形菌モジホコリ科)
7月 8日例会風景(9時半の気温24℃、曇梅雨の晴れ間)

昨日までの雨が一旦おさまり、65名以上が参加され変形菌4を含む78種以上の菌類が観察できた。

     
     エダナシツノホコリ
   (変形菌ツノホコリ科)
朽ちた切り株に多数出ていた。

オオホウライタケ
  (ホウライタケ科)
 カサが皮質、淡黄褐色だが乾くと白くなる。ひだはやや離生。柄に縦線がない。
     
   カレバキツネタケ
  (ヒドナンギウム科)
 上記に似るが、ひだがやや垂生で柄に縦線がある。湿時は肉色。
 ヒナアンズタケ
     (アンズタケ科)
 御苑の草地に多数発生していた。

     
     アカカバイロタケ
      (ベニタケ科)
 干し魚の臭いがし、ひだに触れると赤褐色のシミができる。

6月10日例会風景(9時半の気温20℃、曇午後には晴れる)
入梅3日め、56名以上が参加され冬虫夏草1・変形菌2を含む42種の菌類が観察できた。

     
     アミスギタケ
   (タマチョレイタケ科)
ハチノスタケに似るが、柄が中心に直立していることで区別できる。
多数出ていた。
スジオチバタケ
  (ホウライタケ科)
 旧分類ではキシメジ科ホウライタケだったが、新しくホウライタケに分類された。
     
   キオキナタケ(?)
  (オキナタケ科)
 先月も発生していたが、今回キオキナタケかも・・・と判明。
 キクラゲ(キクラゲ科)
 カエデの老木から発生、見上げると透けて見える。
  第18回顕微鏡観察会
     
 27名以上の参加、10種のきのこの胞子やヒダなどを観察した。
常連の小学生たちは自分でプレパラートを作り熱心に観察していた。


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