2011年12月〜2012年2月冬
きのこ会観察風景・きのこスナップ

2月12日例会風景(5℃曇り 小雪ちらちら昼前には晴れ間も。)
 甘い香りが漂うろう梅の下、50名以上が参加されて25種(内冬虫夏草1変形菌1)のきのこ類が観察できた。
今回から新分類体系による「科名」を記すことにした。  
 オオセミタケ
(オフィオコルジケプス科)
 アブラゼミの幼虫から発生する冬虫夏草。

    
  ハナビラニカワタケ
      (シロキクラゲ科)
 乾いているときは硬い軟骨質だが吸水するとゼラチン質になる。

ヒイロタケ
(タマチョレイタケ科)
 鮮やかな朱色で、よく目立つ。きのこ染めに利用されている。
   
  マツカサタケ
      (マツカサタケ科)
松毬に出るハート型のきのこ。新分類ではベニタケ目の仲間。  
1月15日例会風景(5〜7℃薄曇り 小正月都道府県・女子駅伝)

  冬枯れの御苑林。52名以上の参加者、24種(内変形菌1)のきのこ類が観察できた。
            ホコリタケ
     (ホコリタケ科)
 雨粒などが当ると頂部の孔から胞子がホコリのように吹き出る。  
 シハイタケ裏面
(サルノコシカケ科)
 裏面が紫色を帯び、浅い管口状。    
  コフキサルノコシカケ
      (マンネンタケ科)
 広葉樹に発生、多年性で年輪のように縞模様ができる。

エノキタケ(キシメジ科)
 冬を代表するきのこ。1928年京都伏見で初めて人工栽培が成功する。市販の白いものは暗所で栽培されたもの。
   
  エノキタケ(木の根元)の前で記念撮影
 
12月25日例会風景(10時 2.8℃快晴X'mas寒波到来!)

  高校駅伝が行われた寒風の中、49名以上のご参加をいただき、28種のきのこが観察できた。
            サンコタケ
     (アカカゴタケ科)
 カニノツメより腕が1本多く3本ある。  
 アラゲキクラゲ
(キクラゲ科)
 キクラゲに比べて背面は灰褐色で細毛に覆われている。    
  ツヤウチワタケモドキ
      (サルノコシカケ科)
 ツヤウチワタケより肉が厚いので区別できる。
第16回顕微鏡観察会

 25名以上が参加されて、マツカサキノコモドキやヒメカンムリタケなどのシスチジア、胞子を観察した。
 10名程のちびっ子(小学生、幼児)達も熱心にプレパラート作りに挑戦し、子嚢菌のすばらしいプレパラートが作れた小学生もいた。
 ミクロの世界を十分に見ていただけたようだ。  


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