2010年12月〜2011年2月冬
きのこ会観察風景・きのこスナップ

2月13日例会風景(朝、気温4.0℃晴れのち曇)
  立春を過ぎたとはいえ、昼前には小雪がちらつく寒さだった。45名余りが参加されて30種のきのこを観察したが、 寒さのせいか春の訪れを告げるきのこはあまり出ていなかった。ツバキキンカクチャワンタケはまだ出ていなかった。

 サルノコシカケに代表される硬いきのこ(硬質菌)やキクラゲ類が良く目立った。
 トガリアミガサタケの幼菌
  (アミガサタケ科)
 春を告げるきのこ!。1個体だけ発生していた。
   
    ネンドタケ(裏側)
    (タバコウロコタケ科)
 傘がほとんど無いものはネンドタケモドキだ。
カワラタケ
  (サルノコシカケ科)
 傘表面は、黒色、褐色、濃青色など変化に富んでいる。
   
 チャカイガラタケ裏面
  (サルノコシカケ科)
 硬質菌の裏は穴や針状が多いが、この種類はヒダ状になっている。
1月16日例会風景(雪、休憩所内1.4℃10時の外気温-1.1℃)
 明け方からの降雪。集合時吹雪状態の中40名余りの参加をいただいて、うっすらと積もった雪を踏みしめながら きのこを探しはじめた。      
 吹雪の中、懸命にきのこを探す。
 参加者のIさんから手作りの"どんぐり帽子ーきのこストラップ"が、皆さんにお年玉プレゼントされた。また、 きのこグッズを集めた"クッキー店のオープン"も紹介された。
 マツカサキノコモドキなど10種類のきのこと、変形菌のムラサキホコリの仲間が観察できた。
 雪もひどく気温も下がってきたので、10時過ぎに休憩所に入り室内集会に切り替えた。 
   
 タイでのオオシロアリタケの観察採集紀行の話や、冬虫夏草の写真が紹介された。
12月19日例会風景(最高気温12.1℃曇のち晴れ)
 御苑の年内最終の例会は、75人以上の大勢の参加者でした。 観察きのこは55種で、素晴らしいエノキタケの発生が見つかり、一同大歓声と「生唾ごっくん・・・」状態でした〜^^;
 
     
 エノキタケの群生
  (キシメジ科)
 晩秋〜春にかけて、広葉樹に発生する。
ムラサキシメジ
  (キシメジ科)
 カサ、ヒダの色が紫色をしている。雑木林に発生する。古くなると、色があせて褐色に変わる。

   
    セミノハリセンボン
     (スチルベラ科)
 冬虫夏草の一種。分生子型の昆虫病原菌、白く虫ピン様をしている。
コザラミノシメジ
  (キシメジ科)
 草地などに発生。ヒダは白く密。
   
 多分ハマシメジ
  (キシメジ科)
 第13回顕微鏡観察会
 PMの顕微鏡観察会も27名の参加で、小学生に交じって 学生さん?若い男女も初参加されて顕微鏡が足らない状態でした。


Copyright (C)2011 京都御苑きのこ会 All rights reserved.
inserted by FC2 system