2009年12月〜2010年2月冬
きのこ会観察風景・きのこスナップ

2月14日例会風景(晴れ、9時半気温4.8℃、日中は暖かくなる)
バレンタインデー、48名
以上の方が参加。冬虫夏
草1種を含む27種のきの
こ類を観察した。
春の訪れを告げる定番の
きのこ3種が顔を出してい
た。
      
私達が長年「菌庫」と呼ん
で、きのこや変形菌の観
察を楽しませてくれた伐材
置き場が撤去された。
新たな「菌庫」を探さなけ
ればならない。
オオゼミタケ
  (バッカクキン科)
アブラゼミの5齢幼虫から
発生した冬虫夏草。
   
3個体も発生。一気に春
の訪れか…。
昨年のこの時期にも、早
春の3種が確認されてい
る。
   これら3種はいずれも
子のう菌と呼ばれ、細長
い袋の中に胞子が入っ
ているのが特徴だ。
トガリアミガサタケ
      (アミガサタケ科)
早春の代表。なぜかイチョ
ウの根元付近によく発生
する。丈は、まだ3cmほど
だった。

   
ツバキキンカク
            チャワンタケ

      (キンカクキン科)
今日は、径25×18mmの
巨大な個体が見つかった。

1月10日例会風景(曇り、寒風、朝9時半気温5.0℃)
寒風の中、30名余の
方が参加され、冬虫夏草
1種を含む30種のきのこ
類を観察した。
春の訪れを告げるきのこ
を探して、椿の木の下あ
たりを熱心に掻き分けて
みる。
      
      ツバキキンカク
            チャワンタケ

      (キンカクキン科)
地面に落ちたツバキのが
く片や花弁から、春に発
生する子のう菌。
アラゲカワラタケ
  (サルノコシカケ科)
枯木に群がって生えるき
のこの一つ。表面は粗い
毛に覆われている。

   
   カワラタケ
      (サルノコシカケ科)
枯木に多数群がって発
生。かさ表面は黒色、褐
色、濃青色など変化に
富む。表面の毛は短い。

エノキタケ
      (キシメジ科)
冬のきのこ、傘の表面が
ぬめっている。
市販の白いものは、光を
当てずに栽培したもの。


   
御苑の林の中、落ち葉の
絨毯を行く。落ち葉をめく
ってみると、地面からはき
のこ、葉の裏には変形菌
などが見つかる。

12月20日例会風景(今冬一番の寒気、朝9時半気温3.4℃)
今冬一番の寒空の下、、
56名が参加された。
冬虫夏草1種、変形菌
(粘菌)1種を含む36種
のきのこ類を観察した。

気象台のデータでは、日
中の最高気温が7.7℃
であったが、快晴に恵ま
れ、久しぶりに集合写真
を撮った。

(撮影:HBさん)




マツカサキノコモドキ
  (キシメジ科)
マツカサから生えるキノコ
の一つ。
この御苑には以前から3
種類が観察されているが
最近新たに2種類のキノ
コが見つかっている。

   
   ムラサキシメジ裏面
      (キシメジ科)
新鮮なときは美しい紫色
をしているが、次第に退
色し全体に白くなり褐色
を帯びてくる。裏面の
ひだにはまだ紫色が残っ
ていた。
第10回顕微鏡観察会
 午後から19名の参加
の下、胞子やシスチジア
(嚢状の細胞)などを観察
した。
   
前回の観察会で見つかっ
た団子状の匂いのある地
下生菌は、専門家に見て
もらったところ、ホシミノ
タマタケ
の一種(新分類
イグチ科)と判明した。
   今回、金平糖様の特徴
ある胞子を皆で観察した。






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