2008年12月〜2009年2月冬
きのこ会観察風景・きのこスナップ

 2月 8日例会風景  (快晴、9時現在気温8℃)
二日前の暖かさが一転
再び寒い朝が訪れた。
60名程が参加されて、
31種のきのこが観察で
きた。
観察・巡検に先立ち、
きのこで染めたスカー
フ等が紹介された。

   
  苑内の紅梅が見ご
ろであった。


ヒメキクラゲ
  (ヒメキクラゲ科)
キクラゲのようなゼラチ
ン質だが、乾燥すると
薄い板状になる。表面
の棘が特徴である。

   
   ワヒダタケ(裏面)
  (タバコウロコタケ科)
シイなどに多数重なって
発生。裏面の同心円状
のヒダが特徴。

オオゼミタケ
  (バッカクキン科)
アブラゼミの幼虫から発
生する冬虫夏草。
発生したばかりで、マッ
チ棒の先ほどの大きさ
だ。
   
   トガリアミガサタケ
     (アミガサタケ科)
なぜかイチョウの木の近
くによく発生する。
     春の訪れを告げるき
のこ。
 1月11日例会風景  (快晴、9時半現在気温4℃)
「都道府県対抗女子駅
伝」の開催日、今冬一
の寒い朝にもかかわら
ず40名余の方が参加
されて、 きのこ36種を
観察した。
その中でもっとも目を引
いたのは、23×19cm
巨大ヒラタケだった。
   
  ヒラタケ
  (ヒラタケ科)
寒茸とも呼ばれている。



エノキタケ
先月に続いてあちこち
に立派なものが発生し
ていた。

   
  キクラゲ(幼菌)
(キクラゲ科)
発生したてはダルマ型
だが、成長するにつれ
て、お椀型から耳型へ
   
と変形していく。
アズマタケ
  (タバコウロコタケ科)
松の根元に発生する目
立たないきのこ。御苑に
は多く見られ、 松の切り
株を分解して土に戻して
くれている。

   
   ヒメツチグリ科の
         一種







12月21日例会風景冬至(晴れ、9時現在気温10℃)
今日は冬至、昼の時間
がもっとも短い日だ。
幸い穏やかな天気で、
56名以上の方が参加
されて、 きのこ32種、
変形菌1種を含む33
種が観察できた。
   
  ヒメムラサキシメジ
  (キシメジ科)
秋のきのこだが乾燥し
かけていてもまだ紫色
を保っている。
エノキタケ
  (キシメジ科)
冬に発生するきのこの
代表3種が観察できた。
その中の代表格。

   
  ヒラタケ(幼菌)
(ヒラタケ科)
どちらも広葉樹に発生
する。


京都御苑では、冬にな
るとマツボックリから数
種のきのこが生える。
マツカサキノコモドキ
ニセマツカサシメジ
     (キシメジ科)
ともによく似ているので
区別が難しいが、
マツボックリを持ち上げ
たときだらりと垂れ下が
る方がマツカサキノコ
モドキ
といわれているが
正確には顕微鏡で調べ
なければならない。





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