2008年秋
きのこ会観察風景・きのこスナップ

11月3日例会風景紅葉はまだのようだ!朝9時:気温15℃、曇
  先月に続いて多くの方
に参加していただき、
子供達も加えて80名程
が58種のきのこ(冬虫
夏草1、変形菌3を含む)
を観察した。
スタッフが生物界の構
成やきのこの構造等を
解説しながら御苑内を
歩いた。

   
  センベイタケ(幼)
      (サルノコシカケ科)
エノキの切り株に直径
20cm余りのかさ状のき
のこが発生していた。
シロツチガキ
  (ヒメツチグリ科)
頭頂のとんがりと外皮の
模様などでツチグリと区
別できる。
   
  ホコリタケ
      (ホコリタケ科)
キツネノチャブクロとも言
い、 表面の棘の形で分
類されている。棘が無く
よく似たものはタヌキノ
チャブクロ
という。




カニノツメ
     (アカカゴタケ科)
  カニのはさみに似てい
る。手前の白い蕾を割っ
てみるとゼリー状の中に
ツメが出来ている。


  シロツチガキ以下これ
らのきのこは、従来
「腹菌類」と呼ばれて
いたが、最近のDNAな
どの研究により分類体
系が変わりつつあるよ
うだ。


10月19日例会風景秋晴れの一日!
  雲一つ無い秋晴れの
日。生活情報紙に紹介
されたことも重なって、
100名を越える参加者
を迎え、56種の生のき
のこが観察できた。
昼前には、気温も上が
り汗ばむ陽気となった。

   
  草地や樹木から生え
ているきのこだけでは
ない。きのこ模様のグ
ッズなども、観察会の
楽しみである。


ムラサキシメジ
  (キシメジ科)
全体が紫色をしている
のが特徴だが、乾燥し
てくると色があせてくる。
この付近では、12m×
6mの菌輪(フェアリー
リング)が見られた。

   
  ノウタケ
      (ホコリタケ科)
若い時は脳に似ている
ので、この名がある。
写真の個体は何かの
拍子で傷ついたため、
割れた状態の珍しい形。
クギタケ
     (オウギタケ科)
  松林の地上に発生し、
クギの形に似ている。
午後、顕微鏡で、特徴あ
る大きなシスチジアとい
う細胞と胞子を観察した。

第7回
     顕微鏡観察会

15名ほどが参加され、
自分でプレパラートを作
って、ミクロの世界を垣
間見てみた。


9月7日例会風景快晴
真夏もようやく峠を越し
た快晴日。冬虫夏草2
種を含む35種のきのこ
が観察できた。

<   
  ツクツクボウシタケ
  (スチルベラ科)
 冬虫夏草。他に、
セミノハリセンボン
も見つかった。
オニタケ
  (ハラタケ科)
カサの表皮に、突起が
付くのが特徴だ。
マツオオジの群生も
見られた。

   
  カイメンタケ
(サルノコシカケ科)
針葉樹の枯木に発生
する。

ナラタケモドキ
     (キシメジ科)
広葉樹の立ち木の根元
に発生する。ツバがあ
るものを ナラタケとい
う。


ヤナギマツタケ
(オキナタケ科)
1週間前にはたくさん出
ていたようだ。



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